Q:試合の総括をお願いします。
中2日でこの試合を戦わないといけなかったです。この前の試合は天皇杯の準決勝で120分を戦いました。このタフなスケジュールの中で、様々な人からパフォーマンスは良かったけど惜しかったねと言われます。ロペスに関しては3日前に120分プレーしています。120分戦っている選手もいますし、190分やっている選手もいます。38歳の飯倉も200数分戦っています。3日間でです。選手たちを安全に良いパフォーマンスでプレーさせることをこのリーグが掲げているのであれば、配慮していただいてもいいのではないかと思います。
全61試合のうち中2日での試合は15回です。中3日の試合も30回くらいありました。自分はこの国がアジアのトップリーグだと思っています。だからこそ、このオファーを受けた時に受け入れました。この国も人々もここで行われているサッカーがどれだけ素晴らしいものか。この国がアジアでナンバーワンになるためにACLという大会で優勝してほしいと願うのであれば、助けていただいてもいいのではないかなと思います。少し期間が空いて次はACLEでタイのチームと対戦します。その数日後には鳥栖戦です。自分はピッチに立っている選手たちを本当に誇りに思います。この厳しいスケジュールの中、諦めるのではなく勝ちにいく。その姿勢は本当に称えるものがあります。1人ひとりが本当に戦ってくれています。5分出る選手もいれば、120分戦う選手たちもいます。
日曜日に行われた準決勝で悔しい敗戦をし、今日の試合に臨むために翌日から選手たちを引っ張り出して練習をしなければいけませんでした。失点をゼロに抑えてこの試合を終えられたことは良かったと思います。ですが、ゴールを取れるチャンスも作り出しました。今日の試合を見ていて、自分は本当に1人ひとりの選手がこの大変なスケジュールの中で本当によくやってくれているなと思っています。今日の試合を見ていても誇りに思います。
Q:13日間で4試合を戦い、3分1敗でした。ロペス選手や飯倉選手のように一部の選手にプレー時間の偏りがあるが、メンバー選考の狙いは?
渡辺皓太や山根陸、今日は普段サイドバックの小池龍太が出場しました。今は喜田や松原が怪我です。畠中は怪我ではないですが、なかなか連戦が難しい。永戸もあれだけ出ていて難しい状況ですし、ポープもまだ怪我です。おっしゃることはとても分かりますが、やはり自分はバランスを持ってチームの選考を常に目の前の試合に対して求めています。なぜロペスをそれだけ長く連戦で出し続けるのかと思われるかもしれないですが、彼は特に怪我をしていません。彼からも勝ちたいという強い気持ちが伝わりますし、伝えてくれていました。やはり自分たちは1つひとつの試合をどんな状況でも勝ちにいきたい。そこは変わりません。
監督としてバランスを大事にすることも大切です。山東戦の時には最終ライン4枚を ローテーションで変えたりとか。このスケジュールの中でどうすれば結果を残していけるのか、加えてインパクトを残したいという部分も含めて様々なことを考えています。今日の試合でも渡邊泰基がしっかりとやってくれていました。モチベーションをどこに持っていくのかもとても大事になってきます。
自分が監督である以上は、やはり選手たちの安全面も考えなければいけません。とにかく今日の試合が終わり、ようやくこのスケジュールの中で少し間が空きます。明日から2日間は完全にオフにしたいと思っています。選手たちをリフレッシュさせて、自分も含めてしっかりと次の試合に向けて良い準備をしていきたいと思います。そこからアウェイの試合が続きます。鳥栖に行ったり、磐田に行ったり、湘南戦が終わってすぐにその足でオーストラリアに行かなければいけない。その中で、どうすれば目の前の試合に対してベストのメンバーで臨めるか。そういうところを見ています。クラブとして1人ひとりの選手を安全に怪我なく戦わせなければいけないという面も必要です。バランスを見ながら目の前の試合にどう戦うことができるか、そういう部分を考えて自分は選手選考を行っていますし、1つひとつの試合に向けて準備しています。