
Q:試合の総括をお願いします。
本当に簡単な試合にはならないだろうなと予測していました。この上海海港との3試合は、すべてにおいて違いがありました。特に今日の試合では、相手は今まで以上にアグレッシブに前から来て、自分たちがコントロールできない時間帯もありました。そのプレッシャーから、自分たちがボールを失うことも多かったです。ですが、そのプレッシャーを回避して前方向にボールを持っていくことができ、フィニッシュまで持ち込むことができました。
そして後半、相手は高さや強さがある選手が多いので、恐れていた部分でもありましたし、セットプレーだけではなくクロスに対しても、気をつけなればいけませんでした。結果もそうですが、内容に関しても本当に素晴らしいものを出してくれたなと思います。我々は今日の結果を持ってサウジアラビアでの試合に臨みます。ここからはもう1試合勝負ですし、4月下旬が楽しみです。そして選手たちは、それに値するようなプレーをしてくれました。
Q:これまでACLエリートを戦ってきたのは、東アジアの舞台でした。これからは西アジアとのチームとの戦いも入ってくる。戦う自信というのはどれぐらいあるか?
これからそれを見つけていかねばならないと思いますが、とにかく前日会見でも伝えましたが、今我々は成長過程にあると思っています。そして昨季、悔しい思いをしていますし、何が原因だったのかというと、とにかく失点が多かったシーズンでした。まずは自分が就任してからそこを改善していくことが大事だと思っていましたし、それがすごく良くなっていっているように見えています。そしてそれだけではなく、攻撃でもだいぶ良くなってきているなと思います。今夜もそうでしたが、上海での試合でも、リーグ戦でもチャンスを徐々に作れてきていると思っています。
西のチームに勝つ自信があるかということについては、自信と信じる気持ち、そこをしっかりと成長させていければと思っています。とにかく昨年のACLの決勝で本当に悔しい思いを選手たちはしていると思います。そのなかで、我々はそこに向けたチャンスをつかんでいるので、しっかりと進んでいきたいなと思います。
Q:前半はコントロールしていたようにあまり見えなかったが、チームとしてはそういう意図はあったのか?
試合への入り方については毎試合しっかりとコントロールしようと心掛けています。相手も勝たなければいけない状況で、とにかく早い段階で我々が得点したことで、すでにトータル0-2の状況でもあったので、彼らも前に出てきました。
より相手は前に出て来ることもありましたし、そうしたプレッシャーのなかでも打開策として、裏のスペースは大きく空いていましたから、そこを使うことは徐々にできたかなと思いました。