明治安田生命J1リーグ第13節 湘南ベルマーレ戦 試合後監督会見
無料記事 試合 コメント ケヴィン マスカット
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試合を振り返って

こうなるであろうという試合の予想は最初からついていました。特に前半、湘南は前からアグレッシブさを出してきて、ラインも高く上げてきました。その中で0-0の段階だったのですが、高丘が素晴らしいセーブをしてくれました。そこからいわゆる自分たちのペースっていうのを取り戻せた部分もありましたが、モードがうまれるのは時間の問題であったかなというふうに思っています。その中でもしっかりと勝ち点3をとれたというのも、チームとしてしっかり勝利することができたのも良かったと思っています。

Q.首位を追う立場として、この3連勝は大きいと思いますが、それについては監督はどのように感じられているのでしょうか。

もちろん結果というのは大事だと思っていますが、Jリーグの全チームが目指す中で自分が思うこのJリーグというところでは、順位は関係ないかなと思います。関係ないというのは、どこの順位にいようが下位のチームであろうが、やっぱり簡単な試合はないところを自分は肌で感じています。今日の試合でも苦しい場面もありました。簡単に事が運ばなかった部分もあります。その中でハーフタイムで選手達にはもっともっと要求しました。

スピードの部分、パスの質、動き方、そういうところを前半よりもより多くのことを自分たちは要求し、しっかりピッチ上で選手達は、表現してくれたのかなと思います。今シーズンは、本当にたくさんの選手達が新加入して、新しいチームというところもありますし、そういうチームの中でやっていくという部分もそうですけど、やはりまだまだできる部分は多いと自分は思っています。

Q.前半、手元の集計ですが、10本以上のシュートがうたれたと思います。それは、ビルドアップがなかなかスムーズにいっていないところも要因かなと感じます。監督の見解とその見解の理由を併せて伺えますでしょうか

仰ったように特に前半は、さまざまな部分で足りてない部分があったのかなと自分も思いますし、特に自分達の自陣からのビルドアップの場面で前方向に向かっていく際に後ろ向きな気持ちになっていたのか、前方向に向かっていきたいのにも関わらず、後ろにどんどん戻してしまう、そういう部分が目立ってしまっていたかなと思います。

左の仲川にしろ、右の水沼にしろ、良い動き方があった中で前方向に狙っていかずにセーフティー中でのパスだったり、後ろ向きのパスがあったのではないかなと特に思います。やはり怖がってプレーしていたら何も始まりませんし、狙っていける大事な場所でボールを失うというのとそうですし、失わないで前方向に行く、行ける時は行くというところをやっていかないと、自分達の良さを見せることが出来ないと思います。特に前半はそういう部分が目立ってしまったのではないかなと思います。

Q.Jリーグは、1993年5月15日に開幕しましたが、その開幕戦で今のJ1で唯一戦ったチームがマリノスでした。なかなか当事者意識は持ちにくいと思うのですが、いわゆる名門といわれるF・マリノスが今目指してること、当時から変わらないこと、クラブとして5月15日という節目を迎えるのですが、当事者としてどんなことを考えてるのか教えてください。

自分もこのチームに加入してまだ間もないというところはありますが、Jリーグの歴史であったりクラブの歴史は分かっていましたし、どれだけのことをやってきたということろも分かっていたなかで、ワクワクした気持ちと共に来日しました。作り上げた歴史、過去の功績にリスペクトももちろんあります。それをリスペクトしつつ、新たなところも吹き込んでいきたい、そういう部分でやはりターゲットにしているものやその目的、ゴールというところはみんなにとっても掲げてる部分だと思いますが、先程も答えさせて頂いた通り、また新加入選手が加わった中でとにかく全員を信じて、日々やっています。

自分を含めたコーチ陣の責任は、選手個人個人を駆使すること、特に若手の選手達が多い中で、そういう選手たちをプッシュしていけるのか。やはり毎日成長し続けていくことは大事な要素だと思っていますし、満足する日はありません。常に今日よりも明日、明日よりも明後日と常に成長していく。そういうところだと思っていますし、もう走れなくなったと自分の歳になればそういうふうになっていきますが、日々を悔いを残さずどれだけやっていけるか、そういうところだと思いますので、しっかりこれからも続けていきたいと思います。