Q:試合の総括をお願いします。
最終的には非常に悔しいゲームになってしまいました。勝ちに値するゲームを我々はできたと思っています。チャンスも多く作りましたし、プレスの部分でも良いところはあったと思います。川崎は本当に良いチームであると思っています。その川崎の良いチームには見せないようなパフォーマンスを我々は見せることができたと思っています。彼らのチャンスは1回、そしてオフサイドになっていました。これはフリーキックからだと記憶しています。選手が見せた勇気であったり、勝ちに値するパフォーマンスを見せてくれたことには非常に喜びを感じます。これは決して今夜パッと出たものではなくて、練習から選手たちが見せている姿勢が今日のパフォーマンスに繋がったと思います。ただ、勝ち点3を獲れなかったことは悔しいです。
Q:後半途中から水沼選手ではなく加藤蓮選手を右ウイングに起用した狙いは?
ゲームを見ていた感覚といったところもあります。加藤蓮選手を投入したタイミングはゲームがかなり大きく振れていた時間帯でした。繰り返しになりますが、川崎に対しては本当にリスペクトの念を持っています。川崎に素晴らしい選手がたくさんいますが、その中で我々がゲームを支配できた。そういったことで彼らを通常のチームに見せることができたというのがあると思います。また、マルシーニョ選手がこれから出場するのではないかということも含めた交代でした。ただ、誰が出るとかは我々には関係ないです。今日は加藤蓮選手が出ましたが、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたと評価しています。
Q:特に前半の内容はどこに満足しているか?
このチームが元々良いチームであることは間違いないです。ただ、今シーズンに私が入り、1つ2つ手を加える。そして手を加えて変化を起こすことに取り組む中で、色々な選手に対して厳しい要求をしています。それはチャレンジしてほしいという気持ちからでもあります。確かに前半に関しては本当に良いパフォーマンス、グッドなパフォーマンスはできたと思っています。しかし、勝つためには点が必要なので、そこは課題が残りました。また今週末にすぐ試合があります。そこでまた1つ2つ少し手を加えてこのパフォーマンスを維持しつつ、今度は結果を得られるようにしていきたいと思います。
Q:今日の試合ではジャッジに対して厳しい表情を向けられていましたが、Jリーグの審判のジャッジに困惑していることはあるか?
正直フラストレーションが溜まる試合だったのは間違いないです。結局、サッカーを観に来る人たちが何を観に来ているのか。それはエネルギッシュな選手の姿やアグレッシブな姿勢、そういったところを観に来てくれる方々は求めていると思います。そういったところから見た時に、これで良いのかというところはあると思います。自分も長い期間サッカーに携わってきました。何が正しくて何が間違っているのか、ある程度評価ができるものではあると考えています。どのようにサッカーをしたいかは相手次第になります。しかし繰り返しとなりますが、何を観に来ているのかということを全員が認識したうえで、プレーを遅らせたり、止めたりということが起きた時にそれを審判がコメントする、その止まったプレーに対してしっかりと歩み寄ってプレーを促す。そういったことが必要なのではないかと思います。私は今Jリーグに身を置いています。このリーグが世界を目指していくリーグであるならば、世界が今どうなっているのか。マンチェスター・シティ、トッテナム、リヴァプールといったチームがすごくアグレッシブで速いサッカーをしている。なぜこういうサッカーができているのか。そこには理由があると思います。このレベルに我々が到達したいのであれば、変えるべき点は間違いなくあると思います。そういった意味からフラストレーションが溜まるゲームであったとコメントさせてもらいました。